ばあちゃんの塩おにぎり

私はお米が大好きだ。

どれくらい好きかというと、炊き込みご飯をおかずに白飯が食べられるくらい好きである。

味だけではなく、お米特有の、まんまるじゃなくて少しへっこんだあのカタチもなんか好きで、子供の頃自作のキャラを描いていたこともある。

私の米好きは、母譲りだと思う。

母の米好きも相当なもので、どんぶり飯いっぱいのご飯をよく食べている。

50歳を過ぎてもなお健康でいられるのは、米パワーかもしれない。

家族で米の話になるといつも決まって話題にあがるのが、ばあちゃんの塩おにぎりである。

はあちゃんの塩おにぎりは、まんまるににぎったごはんに塩をかけて、ノリで巻いてある、具材は梅干しで、フツーのおにぎりなのだが、人を元気にする不思議なパワーがある。

例えるなら、挫折して失望していたり、世の中に揉まれ疲弊していたりした時に、ばあちゃんの塩おにぎりを食べたら、なんかわからないけど号泣してしまう、そんな感じだ。

母が初産で私を産む直前に食べたのが、ばあちゃんの塩おにぎりである。

陣痛で食欲がない中、力をつけなさいと握ってくれたそうだ。

初産で逆子だけど自然分娩したい！という、スーパーハードモードでも、無事出産できたのは、このおにぎりパワーである。

このことがあってから、我が家では風邪を引いて食欲がないときや、気合いを入れるときは、決まって塩おにぎりを食べるのである。

にぎる人が、食べる人のことを想って愛情を込めてにぎるおにぎりは格別だ。

これからもお米をたくさん食べて、健康で生きていきたいと思う。

パナソニック炊飯器「Wおどり炊き」×はてなブログ特別お題キャンペーン ＃わたしの推し米

by パナソニック